液晶テレビ
液晶テレビとブラウン管の違い
基本的な構造の違いによって、見た目の映像の再現性が違ってくるし、これから出てくるレーザーテレビなどについても理解しやすくなるから、覚えておくとイイよ。

■ブラウン管テレビ
・蛍光塗料に、電子ビームを当てる事によって 自発光する。
・蛍光塗料は、一つのマス目に3原色あって この3原色の組み合わせで色を再現している。
◎構造が近いモノ:プラズマテレビ、有機ELテレビ、レーザーテレビ、LEDテレビ == 自発光方式

■液晶テレビ
・液晶自体は発光しない為、バックライト=光源が必要になります。
・光源をカラーフィルターに当てる時に、液晶パネルによって通す色と通さない色を作る事によって、色を再現しています。
◎構造が近いモノ:LEDバックライトテレビ ==バックライト方式
液晶テレビの特徴
液晶テレビの見やすさとか美しさとかは、液晶パネルとバックライト、描画・映像エンジンによって決まります。
カタログスペックにある
「輝度」、「コントラスト」は、バックライトの性能に依存します。
「視野角」、「応答速度」は、液晶パネルに依存します。
液晶テレビ購入時の注意
液晶テレビは、ブラウン管テレビと比較して 視野角が狭く、応答速度が遅いことから残像現象が見られます。
この残像現象を緩和する技術が、「倍速」、「4倍速」等の技術になります。
また、バックライトには色ムラがあるため 実際の商品の映像を確かめることが重要です。
バックライトの色ムラの問題を解消し、色再現性を格段に向上させたのがLEDバックライトになります。
液晶テレビ 用語解説
用 語 | 意味・解説 | 標準数値 |
輝 度 | 画面の明るさ 数値が低いと、明るい場所では見にくい |
500cd/m2 |
コントラスト比 | 画面の明るい部分と暗い部分の明るさの比率 | 800:1前後 |
視野角 | テレビを斜めから見た時の映像が正常に見える最大の 角度を表しています |
170度 |
応答速度 | 動きの速い映像への追従速度 (数値が低いほど良い) |
16ms |
※上記スペックは、あくまで参考値です。実際の映像を確認されるか、クチコミ情報などを参考にされることをお薦めします。
※最新機種では、スペックから外れる例はまず見受けられませんが、他と比べて価格が低い場合はスペックを満たしていない場合があります。